Kitchen Healer(キッチンヒーラー)~キッチンから、子供達やそのまた子供たちに新しい地球をつくろう~

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助け合い、分かち合う心を育んだ小さい頃の農家の体験

2018.10.18  キッチンヒーラー物語  




 

私は長野の大自然の中で生まれた。周りは田んぼや畑、ちょうちょやトンボが飛び



蛙が鳴いている。そんな田舎の農家に育った。



兼業農家の我が家では、子供の私と姉が、田植えや稲刈りの戦力だった。



全て手作業だったその頃は、田植えや稲刈りは、家族だけでは出来ないため、親戚や近所の方に応援に来てもらい、一気に皆で集中してやるのだ。私はその時が大好きだった。



家族だけではなく、叔父さんや叔母さん達と一緒に協力し合って、仕事を成し遂げるのだ。



お父さんがリーダー。指示を出して、皆が動く。







 



何よりも嬉しかったのは、小学生の私たちを一人前に扱ってくれたことだった。



大人の中に入って、一員として一緒に仕事を達成でき、役に立っている喜びだ。



農業はひとりでは出来ない。近所同士で分かち合って、お互いに助け合う。



収穫も同じだ。たくさん取れたら分かち合う。



これは私達の先祖ホモサピエンスの原点だ。



もともと私たち人類は、協力しあい、分かち合って生きてきたのだ。







金色の、たわわに稔った稲穂がこうべをたれる田んぼの風景、今でも目を閉じればその風景が見える。



稲を刈り終えた後は、おじいちゃんと一緒に、田んぼの隅から隅まで、落穂ひろいだ。



おじいちゃんが言った。



「稲穂ひとつも無駄にしてはダメだよ。米は1年経たないと収穫できないのだからね。」



そういえば、ご飯たべているときも、同じことを言っていた。



「御飯一粒も残さないようにね。」と。ものを大事にしてきた日本人の原点だ。



今はどうだろう。先進国は食べ物があふれている。食べ残し、期限切れですてる。



何てもったいないのだろう。世界では20億の飢えている子供たちがいるというのに。



JLBA理事 北原正江